おむつ(総論)

Summary

赤ちゃんが退院まで帰ってくるまでに準備が必要。かなり長く頻繁に使う製品なので、色々と吟味をしましょう。

Discussion

おむつは子どもを育てていく上で必須のアイテムです。布か紙か、どのメーカーか、というような選択肢は出てくるものの、使わないという選択肢はありません。

おむつを変えるうえで必要になるのは、おむつ自体とおしりふきです。おむつがあってもおしりふきが無ければ、特に大便の処理は不可能といってもいいでしょう。それに加えて、おむつ替えの台や匂いを抑制するような道具(ゴミ箱・袋・スプレーなど)を考慮すれば、一通りのものが揃うという事になります。

おむつの種類(布と紙)

おむつは大きく布と紙に分かれています。しかし、現代の子育ての中で布おむつを使っている方はごくごく一部ではないでしょうか。厚生労働省の資料ではないですが、京都市のサイトでは併用でも12%(2009年)で、布を専用では1%という事のようです。

ごみにまつわるこの数字なぁに? 使っている人が99% - 京都市ごみ減量推進会議
“ごみ減(ごみげん)”は京都市ごみ減量推進会議のことです。ごみを減らし、環境を大切にしたまちと暮らしの実現を目的として、市民、事業者、行政により設立された団体です。

布おむつを積極的に使う理由は最近の流行りである環境を考慮する、もしくは費用的に安いという事がメインだと思います。おむつ外れも早いとの話もあります。しかしながら、手間を考えると布おむつはなかなか選びにくいのではないでしょうか。ちなみに保育園で布おむつを使っているところは一定数あります。

紙おむつの種類(テープ型とパンツ型)

紙おむつには、テープ型とパンツ型の2つのタイプがあります。新生児から使えるのは、テープ型になります。パンツ型については首が座らないと履かせるのは難しいので、生まれてからしばらくはテープ型を使う事になります(服装と同じです。生まれてから月齢が低いうちはセパレートタイプの服は着せません)。

パンツ型への移行時期については、赤ちゃんの生育と相談という事になります。生まれてすぐは自力で動くことが出来ないために寝かせてテープ型を着脱すればよいのですが、じっと出来なくなってくるので、首が座って寝返りをし始めるとテープ型へ移行する例が出てくるようです。

紙おむつのサイズ

紙おむつにはテープ型とパンツ型でそれぞれサイズがあります。各メーカーごとに細かい仕様は別途記事にすることを考えていますが、大体は新生児→S→M→Lといった具合に大きくなっていきます。指標としては赤ちゃんの体重(例えば新生児用は生まれたとき~5kgまで、といった具合)になりますが、太ももやお腹周りの発育によってはその体重に満たない場合でもサイズアップをする必要が出てきます。ちなみにサイズが大きくなるごとに値段が上がっていきます(正確には1パックの値段は大体同じだが、入っている枚数が少なくなっていく)。

あと、夜に長く寝るようになったときに、夜用にワンサイズ大き目のおむつを履かせるという戦略があります。夜におしっこをするたびにおむつを替えるという事は基本無いので、何度か同じおむつの中におしっこをしてもらうことになります。その際に、おしっこを吸収しきれずにあふれてしまう事があります。これを防ぐために、わざとワンサイズ大きなものを使って、漏れを防ごうというわけです。

紙おむつの量

大量に使うことになります。おしっことうんこで1日に10回程度のおむつ替えが発生するので、1か月に300枚、6か月で1,800枚です。サイズごとに1パック当たりの枚数が異なりますが、大量に購入する必要があります。一方でサイズアウトも早いので、新生児用を箱買いするのも危険です。箱買いはSサイズからにしておいた方が良いでしょう。

紙おむつのメーカー

紙おむつはプレミアムと通常の2種類があり、メーカーと種類を全て合わせると10種類くらいになると思います。殆ど性能も変わらないので、どれを選んでも同じです。おむつの比較については別途記事にしたいと思いますが、好みで問題ないでしょう。大量に使うものなので、安さで選んでもいいかもしれません。

おしりふき

おしりふきは必須のアイテムとなります。おむつを替えるときに、お尻を拭いてやる訳ですが、特に大便の処理をするときには絶対に必要です。ミルクを飲み始めてから離乳食がかなり進むまでは固形の大便ではないので、処理するときに水分を含んだもので拭く必要があります。一応メーカーなどは、いわゆる大人が使っているウェットティッシュではなく、赤ちゃん用のおしりふきを使うべきだと言っています(肌に優しい、余計な成分が入っていない、など)。

おしりふきの種類(厚手と薄手)

おしりふきには厚手と薄手の2種類があります。両方使います。厚手は大便、特に柔らかい便を処理するときにあると、便が手に付きにくく、便利です。おしっこの時は通常薄手のおしりふきを使うので、使う回数としては薄手の方が多いです。色々なメーカーから出ていますが、製品に違いはほとんどないので、入手のしやすさや安さで選んで問題ないでしょう。厚手は大体1枚3円程度、薄手は大体1枚1円程度と念頭に入れて、購入時の目安とすればよいでしょう。

おむつ替えの台

おむつはどこでも替えられるのですが、床や布団の上で替えると腰を痛める場合があります。立っておむつを替えられるおむつ替えの台を使用すると、腰痛が緩和される場合があります。おむつ替え台は、主におむつを替える方の身長に合わせて買うか、高さを調整出来るものにしましょう。ベビーベッドと一体になっているものもありますので、ベビーベッドを購入(レンタル)予定の場合は、一緒に考慮してもいいかもしれません。

匂い対策

特に大便の方は匂いがキツイので、対策を取る必要があります。これも細かくは別の記事にしたいと思いますが、ゴミ箱を匂いが出てこないようにするものにしたり、おむつを包む袋を買ったり、スプレーを買ったりと、色々と手を打つ必要があります。このグッズに関しては、何かしら買うことになると思います。

My Case

おむつについては非常によく使う、というよりも良く替えざるを得ないものです。そのため、どのような導線で、どのように替えるのかについてはよく吟味した方が良いと思います。特におむつ替えは腰を痛める要因の一つですので、体勢についてはよく考えた方が良いと思います。我が家の場合は、嫁の方がスムーズにおむつ替えが出来る導線にしました。正直なところ私にはおむつ替え台は少し低いのですが、これは仕方ないです。

以下、我が家でどのような道具を使っているのかという所と、理由を書いていきます。

  • おむつについて
    紙おむつを使っています。布おむつについては選択肢に全くありませんでした。メーカーはパンパース(P&G)で、テープ式を使っています。メーカーについては別途記事にします。
  • おしりふきについて
    おしりふきは近くのドラッグストアやネットショップで適当に買っています。メーカーもまちまちです。厚手と薄手の両方を使用しています。何種類か使いましたが、正直なところ性能は変わりませんでした、というよりも性能が少し変わったところで何の影響もないです。
  • おむつ替え台について
    その辺で売っている机に厚手のバスタオルをひいて、おむつ替え台として使っています。ベビーベッドは購入していません。一時期ベビーベッドとおむつ替え台の両機能を備えるものを購入しようと考えましたが、邪魔になるとのことで止めにしました。
  • 匂い対策
    ゴミ箱については、蓋付きの普通の1000円くらいのゴミ箱を購入しました。カートリッジ式など色々なおむつ用のゴミ箱が売られていますが、ゴミ箱それ自体で匂いを封殺するという事は選択しませんでした。また、おむつを小分けにするごみ袋について、匂いを防ぐゴミ袋が売っているのですが、こちらも使用は外出用に限定しています。ゴミ袋のコストが高いからです(大便だけに限定して使ったらそうでもないのかもしれませんが)。最終的に我が家が落ち着いたのは、消臭スプレーです。大便の処理の時に直接吹きかけるタイプのスプレーを使っており、現在のところ特に問題ないです。ゴミ箱に入れるタイプの消臭剤も使ってみましたが、こちらは塩素の匂いがきつく、合いませんでした。

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Lessons Learn

製品にこだわりを持つのではなく、おむつを替える導線や各タスクに対してこだわりを持ちましょう

Next Action

各論に移ります

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