Summary
高いが災害用備蓄として持っておくと安心。普段使いはブルジョアの特権
Discussion
昔は製品自体が無かった(正確には日本で認可されていなかった)のですが、2018年に法令が改訂され、液体ミルクの製造・販売が日本国内で可能になりました。現在のところ4つのメーカーが液体ミルクを製造・販売しています。
ミルクの価格
ミルクを同じ100gを担保するのに、粉に比べると液体は嵩高く重いため、輸送費などのコストがかかりますし、特殊な個別包装をしているため、高額になりがちです。別の記事で掲載した表を再掲しますが、どのメーカーも粉ミルクより高く、2-4倍の値段です。
アイクレオ グリコ | ほほえみ 明治 | すこやか 雪印 | はぐくみ 森永 | |
---|---|---|---|---|
粉ミルク(缶) | 800g2,527円 8.2円/20ml | 800m2,725円 8.9円/20ml | 800g*2缶4,858円 7.9円/20ml | 800g*2缶4,114円 6.9円/20ml |
粉ミルク(スティック) | 12.7g10本(100ml)518円 10.4円/20ml | ラインナップ無し | 6.5gx24(50ml)955円 15.9円/20ml | 13g*10本(100ml)501円 10.2円/20ml |
キューブ | ラインナップ無し | 27g*16袋(200ml)1,682円 10.5円/20ml | ラインナップ無し | ラインナップ無し |
液体ミルク | 3本入り(125ml)*2個1,267円 33.8円/20ml | 240ml224円 18.7円/20ml | 200ml*6本1,464円 24.4円/20ml | 100ml*5パック1069円 42.8円/20ml |
一方で粉ミルクの調乳にかける時間も大きいので、初めから飲ませることが出来る液体ミルクは非常に便利なものでもあります。特に夜の調乳は苦痛なので、すぐに飲ませることが出来れば大助かりです。
液体ミルクのポイント
- 携帯性
粉ミルクとお湯を持ち歩くのは困難ですし、調乳の場所も確保するのが難しいです。そのため、封を開けるだけで飲ませる事が出来る液体ミルクは非常に便利です - 災害時の緊急用
シチュエーションとしてはそこまで無いと思いますが、お湯が作れなくなってしまった場合に、常温で与えることが出来る液体ミルクは非常に便利です - アタッチメント
液体ミルクのパッケージに合うようなアタッチメントを哺乳瓶メーカーや液体ミルクメーカーが出しています。移し替える哺乳瓶も不要であるので、さらに携帯性が増すという事になります。 - 容量
製品によって容量が異なります。乳幼児に240mlの缶を買ってきて与えても、全て飲むことは難しいでしょう。初めの一か月くらいは120mlでも多いです。 - 飲み残し
どの製品も割と中途半端な量なので、飲み残しが出ることが多いです。その場合に、飲み残しを再度与えることが出来るか、というとNGなので、もったいないなぁと思う事が多いです。飲み残しがNGなのは、ミルクと唾液が混じり細菌などが発生しやすい環境になってしまうからです。
My Case
アイクレオを買いました。というのも、森永が多胎児向けに特別価格で商品を提供してくれているからです。非常にありがたいです。
双子や三つ子などの多胎児家庭を支援「液体ミルク」の購入補助支援、3年目へ
江崎グリコ株式会社のプレスリリース(2022年7月14日 15時00分)双子や三つ子などの多胎児家庭を支援「液体ミルク」の購入補助支援、3年目へ
全国オンラインでつなげる多胎支援プロジェクト - NPO法人つなげる
江崎グリコ-多胎児家庭支援「液体ミルク」 受付 および お問い合わせ は公式LINEから 液体ミルクで子育ての
120mlなので初めは60mlづつ与えることも出来ましたし、少し大きくなってからは1パックづつ、もう少し大きくなってからは1.5パックと与えることが出来て大変満足しています。粉ミルクははぐくみを使っているのですが、子どもたちはどちらのミルクも問題なく飲んでくれます。
なお、アタッチメントについては横から漏れるのと、構造上の問題があるので、何度か使って諦めました。(乳首ーアタッチメントー紙パックという構造だが、アタッチメントのところでミルクが滞留して上手く飲めない)
Lessons Learn
普段使いは価格的に厳しい。特殊な場合に使うときに買っておいて損は無い。
Next Action
一つ買ってみて、赤ちゃんが飲むかどうか試してみましょう
コメント