Summary
相当なこだわりがあるという訳でないのであれば、どのメーカーでもいい
Discussion
完ミ及び混合の方についてはミルクを大量に購入することになります。最も安価なのは粉ミルクなので、まずは粉ミルクから話を進めていきたいと思います。
粉ミルクのメーカーはたくさんあります。7種類くらいあると思うのですが、細かく内容を比較したところで必要な成分などはあまり変わりません。というのも規格基準が決まっており、それに適合したものしか販売できないからです。各社がプラスアルファで加えている特定の成分や製品の特長などにすごくこだわる、という場合を除いて、どの製品も赤ちゃんを育てるうえで問題ないです。ということは、どこでもよいという事になります。成分の専門家というわけではないので、このブログではそれぞれの製品がどう違うかというポイントについては説明しません。
価格１（概算）
一つの大きなポイントは、価格でしょう。基準があるにも関わらず、メーカーごとで価格は大きく異なります。1,700円から2,900円程度までと意外と違います。この差がどれくらいのインパクトがあるかについて、細かく見ていきたいと思います。
付属のスプーンが2.6gで20mlなので、800gの大缶だと800/2.6=307.7回、6,000ml位ミルクを作ることが出来ます。1日に800ml飲むとすると7.5日で無くなる計算となります。赤ちゃんがミルクを飲む量は月齢によって変わってきますが、800mlを1年飲むとすると365/7.5=48.7缶必要だという事になります。1缶2,000円だとすると、98,000円という事で、約10万円の出費となる計算です。5-6か月から離乳食が始まりますので、もう少し減るかもしれません。上限と下限で比較すると、一缶あたり800円*49=39,200円とそこそこの金額が出てきます。
価格２（細かく計算）
概算ではなく、もう少し細かい計算がしたいという場合は、ミルクメーカーの標準使用量を元に細かな計算が出来ます。下記は（はぐくみ）というメーカーの使用量を元に細かな使用量を算出したのが下図になります。1年で44缶使用とのことで、88,000円となります。
| 1回の 使用量 | 1日の 回数 | 1日の 消費量g | 1か月の 消費量g | 1か月の 缶数 | 1回の 使用量ml | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ～1/2か月 | 4 | 7-8 | *2.6=83.2 | *15=1,248 | /800=1.56 | 80 |
| 1/2-1か月 | 6 | 6-7 | 2.6=109.2 | *15=1,638 | /800=2.05 | 120 |
| 1-2 | 8 | 6 | *2.6=124.8 | *30=3,744 | /800=4.68 | 160 |
| 2-3 | 10 | 5 | *2.6=130 | *30=3,900 | /800=4.88 | 200 |
| 3-4 | 10 | 5 | *2.6=130 | *30=3,900 | /800=4.88 | 200 |
| 4-5 | 10-11 | 5 | *2.6=143 | *30=4,290 | /800=5.36 | 200-220 |
| 5-6 | 10-11 | 4 | *2.6=114.4 | *30=3,432 | /800=4.29 | 200-220 |
| 6-9 | 10-11 | 3 | *2.6=85.8 | *30*3=7,722 | /800=9.65 | 200-220 |
| 9-12 | 10-11 | 2 | *2.6=57.2 | *30*3=5,148 | /800=6.44 | 200-220 |
| 合計 | – | – | – | 35,022 | 43.79 | – |
この44缶を主要メーカーの費用で比較してみたいと思います。価格については、Amazon.co.jpでの2023年2月時点での1缶の実売価格を参考にしました。価格順で製品名を記載しています。なお、他のサイトでは別の大きく違う価格になっていることもありますので、あくまで参考価格という事でお願いします。まとめ買いをすると安くなることもあります。また、スプーン一杯当たりのグラム数や、1缶当たりのグラム数も少しづつ異なりますが、おおよそという事で1缶6,000mlとします。
| 製品名 | メーカー | スプーン1杯 | 1缶当たりのg | 1缶当たりの価格 | 44缶使用の場合 |
|---|---|---|---|---|---|
| はいはい | アサヒグループ食品 | 2.6g | 810g | 1,758 | 77,352 |
| ぴゅあ | 雪印メグミルク | 2.6g | 820g | 1,782 | 78,408 |
| はぐくみ | 森永乳業 | 2.6g | 800g | 2,166 | 95,304 |
| すこやかM1 | 雪印ビーンスターク | 2.6g | 800g | 2,429 | 106,876 |
| アイクレオ | 江崎グリコ | 2.54g | 800g | 2,527 | 111,188 |
| ほほえみ | 明治 | 2.7g | 800g | 2,725 | 119,900 |
| E赤ちゃん | 森永乳業 | 2.6g | 800g | 2,891 | 127,204 |
はいはいとE赤ちゃんで5万円ほど差があります。この差を受け入れるほどの価値を見出すのか、安いので良いのか、というのは各家庭の判断にゆだねられるでしょう。
My Case
あまり考えずに、まず初めに「はぐくみ」をドラッグストアで買いました。ラインナップの中では中価格帯だからという理由です。そうすると、その後も同じ製品を買い続けるという事になってしまい、結局「はぐくみ」を使い続けています。サンプルも色々と試しましたが、特定の製品は飲まなかった、というようなことはありませんでした。
ただし、嫁の方は産後ケア（別途記事にします）で使った粉ミルクが、（親の方が）匂いがダメだったと言っていました。どのメーカーかは分からなかったそうです。
そのため、はじめに大量買いは止めておいた方が良いかなと思います。
Lessons Learn
粉ミルクにこだわりを見出せるか。見出せないのであれば安い方が良い
Next Action
ひとまず一缶買ってみる
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