調乳(ミルクの種類)

Summary

粉ミルクがコスパ良し、楽をしたいのであればその他を選ぶ

Discussion

粉ミルクを一般的に想像すると、缶に入った、お湯に溶ける「粉」を想像するでしょう。しかし、最近は粉ではなく、キューブや液体など、ミルクについても多様化してきました。それぞれの違いについて、大まかにまとめてみたいと思います。

ミルクの種類

特徴メリットデメリット
粉ミルク(缶)最もスタンダードな製品
800g等
・安い
・量の細かな調整が可能
・20ml分の計量スプーンで必要分を計る必要がある
・持ち運びが不便(別途容器が必要)調乳にお湯が必要
粉ミルク(スティック)基本は缶と同じ
50ml, 100ml分などで個別包装にしている
・スプーンで計る必要がない
・持ち運びが便利
・細かな調整が出来ない(140ml飲ませたい場合など)
・缶の粉ミルクより高い
・調乳にお湯が必要
キューブ粉ミルクがキューブ(固形)になっている
1つで40ml分を5個で1パック包装
・スプーンで計る必要がない
・持ち運びが便利
・量の細かな調整が可能
・缶の粉ミルクより
・高い調乳にお湯が必要
液体ミルクミルクが液体でそのまま飲ませる事が出来る
1つで100ml /125ml /200ml /240mlなど
・調乳にお湯が不要
・持ち運びが便利
・災害時などの備蓄として優れている(水不要で飲ませられるため)
・高い
・細かな調整が出来ない(140ml飲ませたい場合など)
ミルクの種類

それぞれの値段

おそらく気になるのは値段ではないかと思います。製品によって変わってくるので、液体ミルクを出している4つのメーカーで比較していきたいと思います。

なお、全て2023年2月時点の、Amazon.co.jpの購入可能な最小単位での価格で比較します。少しややこしいかもしれませんが、粉ミルクを作るときの最小単位である、20ml単位での比較とします。800gの大缶は、800/2.6=307.7回、6,000mlのミルクを作成出来るという計算とします。

なお、キューブについては明治ほほえみしかラインナップがありませんでした。逆に、明治はスティックタイプを販売していません。おそらくスティックタイプも出すとカニバリズムになるというメーカー判断だと思いますが、キューブは明治の特殊な製品だと言えます。

アイクレオ
グリコ
ほほえみ
明治
すこやか
雪印
はぐくみ
森永
粉ミルク(缶)800g2,527円
8.2円/20ml
800g2,725円
8.9円/20ml
800g*2缶4,858円
7.9円/20ml
800g*2缶4,114円
6.9円/20ml
粉ミルク
(スティック)
12.7g*10本(100ml)518円
10.4円/20ml
ラインナップ無し6.5g*24(50ml)955円
15.9円/20ml
13g*10本(100ml)501円
10.2円/20ml
キューブラインナップ無し27g*16袋(200ml)1,682円
10.5円/20ml
ラインナップ無しラインナップ無し
液体ミルク3本入り(125ml)*2個1,267円
33.8円/20ml
240ml224円
18.7円/20ml
200ml*6本1,464円
24.4円/20ml
100ml*5パック1069円
42.8円/20ml
ミルクの価格

価格の比較結果

(安い)粉ミルク(缶)< 粉ミルク(スティック)= キューブ < 液体ミルク(高い)

大体結論は見えていたと思いますが、液体ミルクはダントツに高額です。日常使いとしてはなかなか手を出しにくいのではないでしょうか。スティックタイプは個別包装の分だけ缶の粉ミルクより高いというのも納得感があります。キューブタイプはスティックタイプとほぼ同じ値段だったので、使い勝手を考えると割安だと言えるでしょう。

液体ミルクの中でもグリコのアイクレオが内容量が少ない分、高額になっています。これを、損だととらえるのか、少量なので使いやすいと捉えるかは赤ちゃんが一度にどれくらいミルクを飲むのかによって変わってくると思います。同様にほほえみについてはキューブが40ml毎に1つなので、細かく刻むことが出来ます。すこやかもスティックが50mlと、細かな調整が可能な容量となっています。

明治に関してはキューブについては細かな調整が出来ますが、液体ミルクは大量(240mlは月齢の低い赤ちゃんだとすごく余る)で調整が出来ません。ほほえみの缶ミルクが120mlであればさらに使いやすいと思いますが、そのようなラインナップは存在しないようです。

グリコの場合はスティックといっても100ml毎なので、細かな調整がしにくいですが、液体については125mlと明治よりは少量です。

雪印はスティックと液体ミルクのバランスが取れており、補完関係となっています。スティックタイプは高額と言えるでしょう。

森永の液体ミルク(パウチ型)は最もコスパが悪いです。粉ミルクが安いだけに余計に高さが際立ちます。

液体ミルクの考え方

赤ちゃんが複数ブランドのミルクを飲んでくれるのであれば、成長に伴ってアイクレオ(はぐくみ)→ほほえみ(すこやか)という具合に移行していけば使い勝手が良いでしょう。

液体ミルクをあげる場合は哺乳瓶に移すか、専用の乳首を付けます。冬などは外出時にミルクが冷たいので、ホッカイロなどで温めてから飲ますと、スムーズに飲んでくれます。飲み残しについては粉ミルク同様、再利用NGです。

フォローアップミルク

フォローアップミルクというものがあります。これは赤ちゃんに与えるミルクではありませんので、買わないでください。離乳食を食べ始めるころからの補助食品ですので、新生児に与えてはいけません。

My Case

我が家はあまり考えず、粉ミルクは「はぐくみ」を、液体ミルクはグリコのアイクレオを購入しました。

粉ミルクの選択について

なぜはぐくみを選んだかについては、適当に買ったのでロジカルな説明が出来ません。中価格帯をなんとなく選んだのだと思います(という程度に、成分などについては無頓着でした)。産院からの説明も、どこでも良いとのことでした。

液体ミルクの選択について、多胎児支援があるアイクレオ

グリコのアイクレオは、多胎児支援制度があり、半額程度で購入できます。我が家ではこの制度を利用させてもらいました。

専用の乳首(ChuChu 紙パック用 乳首)を使いましたが、構造上どうしても液体ミルクが漏れてしまうのと、内部にミルクが溜まり飲みにくそうだったため、諦めました。問題なく飲める赤ちゃんに対しては、外出時の良いオプションになると思います。

紙パック用 乳首 | 製品情報 | ChuChu公式サイト
ChuChuの「紙パック用 乳首」をご紹介。哺乳びんに飲料を移し替えることなく、紙パックに装着してどこでもすぐに飲むことができます。

粉ミルクと液体ミルクのメーカー違いについて

価格を重視した結果、メーカーについては泣き別れしてしまっています。うちの赤ちゃんはそのあたりが敏感では無いようで、アイクレオもはぐくみも両方とも問題なく飲んでいます。(ついでにサンプルの他のミルクも問題なく飲んでいました)

Lessons Learn

シチュエーションによってタイプを使い分ける。液体ミルクは手間がかからないが、それだけで育児をすると、とんでもない費用となる。

Next Action

粉ミルクを買いましょう。サポートとして、他のミルクを購入することを検討しましょう

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